難波田城資料館の「お盆」展示
最終更新日:2024年8月17日
以下は、令和5年(2023年)に展示した内容です。令和6年(2024年)は8月末まで、七夕のマコモ馬と解説パネル「富士見市の盆行事」を展示しています。
難波田城資料館のホールにお盆の期間、精霊馬と精霊牛を展示しています。
かつて関東地方の多くの地域で、お盆の時期にキュウリ・ナスと竹串や爪楊枝を組み合わせて、
牛馬に見立てた飾りを作りました。
これらの飾りは故人や先祖の霊を迎え入れるための乗り物を表します。
地域により伝承や考え方は異なりますが、
キュウリで出来た精霊馬は、故人に足の速い馬で少しでも早くあの世から来てもらう役割を持ち、
ナスで出来た精霊牛は、故人があの世へ帰る際にゆっくりと戻ってもらう役割があるとされています。
キュウリの精霊馬とナスの精霊牛
ホールのビデオでも「盆行事」と「諏訪神社の獅子舞」を交互に放映しています(8月下旬まで)。
提灯を持っての先祖霊の送り迎えやお墓参りのほか、盆棚にキュウリの馬とナスの牛が飾られている様子も出てきます。
難波田城公園周辺地図
難波田城資料館
埼玉県富士見市大字下南畑568-1 電話:049-253-4664