春季企画展「武鑑(ぶかん)の世界」を開催中
最終更新日:2019年1月25日
「武鑑」は、大名や幕府役人に関する情報をまとめた書物で、江戸時代に継続的に出版されました。今風に言えば、企業名鑑やスポーツ選手名鑑のような役割を果たしました。寺田図書助勝廣(てらだ ずしょのすけ かつひろ)氏のコレクションから、その魅力をお伝えします。
貞享元年(1684)の武鑑より。浅野家(本家は安芸42万石)の分家の記事。左がのちに刃傷事件を起こす浅野内匠頭。家老として大石内蔵助の名も記されている
寛政4年(1792)の武鑑より。「盗賊並火付御改」(火付盗賊改)の筆頭に長谷川平蔵(いわゆる鬼平)の名がある
天保12年(1841)の小形武鑑から。北町奉行として遠山左衛門尉(金四郎)の名がある。南町奉行は鳥居甲斐守(耀蔵)。
開催概要
- 日時・会場
- 平成29年3月18日(土曜日)から6月11日(日曜日)まで
難波田城資料館 特別展示室
- おもな展示内容
- 武鑑の成り立ち、さまざまな武鑑、武鑑に影響された「公家鑑」や戦国時代を仮想した武鑑。
武鑑に記録された、江戸時代の富士見市の領主たちや、旗本となった難波田氏。
時代劇で有名な人物たち(浅野内匠頭、吉良上野介、徳川吉宗、大岡越前、遠山金四郎、長谷川平蔵など)。
- 観覧料
- 無料
- 関連イベント
- いずれも無料です
- 【講演会】 「武鑑あつめて60年 その魅力と楽しみ」 講師:寺田図書助勝廣氏(川越藩火縄銃鉄砲隊保存会)
日時:3月18日(土曜日)午後1時30分~3時 定員:30人 会場:講座室 - 【展示解説】 企画展を担当した職員が、わかりやくすく解説します。
日時:4月15日(土曜日)午後1時~1時30分 会場:特別展示室 *直接お越しください - 【ちょこっと体験 紋切り】 折りたたんだ紙を、型に合わせて切ってから広げると、紋の形が出来上がり
日時:5月14日(日曜日)午後1時~3時(時間内随時受付。体験時間10分程度) 会場:講座室
- 展示図録
A4判カラー24ページ。400円で販売しています。閲覧や購入方法はこちらのページをごらんください。