ミニ展示「関東大震災と富士見」
最終更新日:2023年9月1日
今から100年前、1923年9月1日に関東大震災が起こりました。東京や横浜などでは二次災害として大火災も起こりました。
現・富士見市域でも、地盤が弱い南畑村を中心に、多くの家や石造物が倒壊しました。
東京や横浜で被災した、この地域の出身者や縁故者が大勢避難してきました。
市内に残された資料から、大震災がこの地域にあたえた影響を振り返ります。
- 会期・会場
- 2023年9月1日(金曜日)~10月1日(日曜日)
難波田城資料館 ホール - 見学料
- 無料
展示資料
- 震災直後に出版された本と雑誌
- 多くの写真や絵、震災とその後の政府や民衆の動きを伝える記事などから構成されています。
- 出版業界も壊滅かと心配されていた中、「大正大震災大火災」が出版され、全国で数十万部売れたそうです。
- 肥料の自給を促す通知
- 震災の結果、化学肥料や下肥(糞尿)の流通が困難になったので、村内で肥料の自給に取り組むよう呼びかけられました。堆肥や草はもちろんとして、鶏糞、蚕の糞、さらには塵埃(ごみ)までも活用するよう呼びかけられました。
- 『郷土調査』に記録された大震災
- 南畑村と水谷村では、大震災から数年後の1929年ごろに、『郷土調査』をまとめました。その中に記録された震災の被害と被災者への対応を紹介しています。