穀蔵テーマ展示「なつかしの観光旅行」 開催中
最終更新日:2019年1月25日
昭和の時代の「旅」にまつわる展示です
国連は、2017年を「開発のための持続可能な観光の国際年」に指定しています。観光による経済発展と、自然や文化の保存を両立できるよう、世界中で考えようという年です。
また、今年は、富士見市内で「ももいろクローバーZ」のファン向けにスタンプラリーも開催されました。今の時代ならではの観光の姿といえます。
このような年、昔の観光旅行を振り返る展示を企画しました。展示を見ながら懐かしんだり、今との比較をしていただければと思います。 ポスター(PDF:321KB)
- 会期・会場
- 2017年8月5日(土曜日)~2018年8月1日(水曜日)
難波田城資料館 穀蔵展示室 - 見学料
- 無料
- 主な展示資料
- 観光リーフレット(パンフレット)、観光みやげ、カメラ、8ミリカメラ
旅は人を再生(レクリエーション)する
当館には酒本正次(まさつぐ)氏(1902-92)が収集した旅行関係のパンフレットが1000点以上寄贈されています。
1920年代から1980年代まで、北は北海道から南は沖縄におよび、海外も少しあります。
埼玉・東京の資料です。東上線沿線のハイキングガイドは、年代順に6種類展示しました。
埼玉・東京以外の地域の資料は、2ヵ月交替で展示します。
8~9月 西関東(群馬・神奈川)
10~11月 甲信越
12~1月 近畿・中四国・九州・沖縄
2~3月 東海・北陸
4~5月 東関東(栃木・茨城・千葉)
6~7月 北海道・東北
人は旅を再生(リプレイ)する
実用品が身近で安く手に入るようになってから、みやげは、記念が第一の役割です。みやげ用商品は、その土地を象徴する物産や伝統文化が表現され、また、観光地の名称が明記されたりします。部屋に飾られた旅みやげは「記憶の中の旅」をよみがえらせる力があります。
垂れ飾り型のみやげ品は、居室の壁を飾ったり、かばんにつけたりすることで日常的に目にふれます。
ペナントは、昭和後期に流行したみやげ物です。登山隊が山頂に立てた旗をイメージしたとされ、まさに「ここに行った」記念品です。
かつては、写真も動画もフィルムに記録しました。カメラを持ち歩く人は少数で、フィルムが無駄にならないように慎重に撮影しました。