No,3・・・勝瀬に残る山
最終更新日:2019年1月25日
勝瀬地区は、起伏が少なく比較的平坦な地形ですが、「○○山」と呼ばれる山が2つあります。
オトウカ山
ふじみ野西4丁目のオトウカ山公園は、春には色とりどりの花が咲き、夏は大きな木陰があるなど地域の皆さんに親しまれています。公園内の樹木や笹が生い茂る山がオトウカ山です。名前の由来は、その昔、キツネ(お稲荷)が住みついていたことからと伝えられています。
一辺約20メートル 、高さ約5メートル の方形の人工的な山です。以前は古墳と推定されていましたが、2回の発掘調査の結果と、かつて頂上にあったといわれる石造物(現在は榛名神社に移設)から、富士信仰に伴う富士塚(浅間塚)と考えられます。
オトウカ山公園
昭和30年代のオトウカ山
お舟山
お舟山
勝瀬小学校から砂川堀を少し下流に向うと、左側(砂川堀左岸)に長さ約50メートル 、幅約25メートル 、高さ約2メートル の細長く小さな山があります。これがお舟山です。「榛名権現らが鉄の船に乗ってきた際に沈没した場所である」、「お舟山に棒をさすと鉄の舟にあたり音がする」など、榛名神社創立に関わるものを含めお舟山にはいくつもの言い伝えがあります。この山が人工的なものか自然地形か、いまだわかっていません。
案内図
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