No,13・・・南畑八幡神社と獅子舞
最終更新日:2019年1月25日
難波田城公園の北東にある南畑八幡神社は、この地を領した難波田氏が崇敬したと伝えられる神社です。創立は明らかではありませんが、難波田氏が山城国石清水八幡宮を勧請したとも、応永7年(1400年)に足利満兼が当地を鶴岡八幡宮に寄進したことにより分祀されたとも伝えられています。
文化財
神社には、応永年間に奉納し、後に難波田与太郎によって再奉納された鰐口が残されています。難波田氏の名前が刻まれている中世の金石資料として市指定有形文化財となっています。
拝殿裏の本殿は、昭和16年(1941年)に県立川越中学(現川越高校)内に建てられた奉安殿を移築したものです。この奉安殿は東京帝国大学で西洋建築を学んだ建築家、室岡惣七が設計したものです。室岡の設計した建築物には、入間市の旧石川組製紙西洋館や川島町の遠山記念館・旧遠山元一郎邸があります(いずれも国登録有形文化財)。
境内では、7月の夏祭(天王様)と10月のお日待に、悪疫退散と五穀豊穣を願い南畑八幡神社獅子舞保存会による獅子舞(市指定民俗文化財)が奉納されています。起源は明らかではありませんが、江戸時代末には行われていたと言われ、男獅子・女獅子・中獅子・猿若太夫(山の神)によって舞われる「ささら獅子舞」です。
南畑地区
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