採択協働事業 第2回傾聴ボランティア養成研修を開催しました
最終更新日:2025年1月20日
少子高齢化や人間関係の希薄化による高齢者の社会的孤立を解消するコミュニケーションツールのひとつとして市民へ傾聴の知識を提供し、お互いの声掛けや気配りにより、誰もが安心して住み慣れた地域に住み続けられる街づくりを目指し、傾聴ボランティア「やまぶき」と富士見市高齢者福祉課の共催により「第2回傾聴ボランティア養成研修」を令和7年1月10日(金曜日)中央図書館視聴覚室にて開催しました。
「傾聴ボランティア養成研修 コミュニケーションの理論と実践を学ぶ講座」を開催しました。
第一回に引き続き、講師として特定非営利法人埼玉カウンセリングセンター代表理事の高倉恵子氏にご登壇頂きました。56名の参加がありました。
傾聴について
まず初めに傾聴のお話をいただきました。傾聴の目的は「相手を理解」し、「信頼関係を築く」、「精神的自立を支援する」過程により、その人が自分自身の考えや悩み思いを整理し、自分自身で選択することを助けるための手助けをすることです。
「共感と同感は違う」、「人は肯定されることでしか変われない」、「できないことに目を向けずに、できていることに目を向ける」など心に残るお話をたくさん頂きました。
皆さん熱心に先生の話を聞いてらっしゃいました。質問も活発にあり、高倉先生も時間を気にされつつも、すべての質問に丁寧に答えていただきました。
ロールプレイング
ロールプレイングの前に、ウォーミングアップです。皆さん席を立ち、会場をぐるぐる回りながら会釈と挨拶を交わします。
そのあと2人組のペアになり、聞き手、話し手に分かれてロールプレイングを行います。
相手の話を相槌や表情で聞くロールプレイング、話の中で効果的に質問をするロールプレイング、相手の話を聞いて、30秒間で要約し、相手に伝えるロールプレイングなど、沢山のロールプレイングを行いました。
要約は「わかる、わかる!」ではなく、相手の話を繰り返すことで「私は理解しました。」ということを、相手に伝える「繰り返し話法」の訓練になります。
悪口や愚痴を聞く場面でのロールプレイングも行いました。「同感(自分もそう思う)」ではなく、「共感(あなたはそういう気持ちなんですね)」を意識して、傾聴を行います。
最後に、修了証を受け取り、和やかな雰囲気の中研修は修了しました。
傾聴をボランティアで実践されている方も、仕事の中でも、家庭の中でもとても役に立つ内容でした。
研修参加者の声
参加者からいただいた感想を紹介します。
・先生が実際に体験された事例は、とても参考になりました。傾聴の基本を見直すことができました。ロールプレイの時間をたくさんとっていただきありがとうございました。
・思っていたより良かった。いつかボランティアもやってみたい。
・参加者の方々の質問に真摯に応えていただく高倉先生の真摯な姿勢にすごく好感を持ちました。
・仕事にも生かせそうな内容でとても良かったです。
・傾聴はとても奥が深く勉強していきたいと思います。
・ロールプレイは難しかったですが、実践的に理解を深めることができました。
主催
傾聴ボランティア「やまぶき」、富士見市高齢者福祉課
お問い合わせ
協働推進課 自治・防犯グループ
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