認知症に関する相談
最終更新日:2024年9月19日
富士見市認知症ケアパス(富士見市認知症支援ガイドブック)を作成しています。
認知症は、誰にでも起こり得るものです。
認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)と呼ばれる方も併せると、65歳以上の高齢者の約4人に1人が認知症やその予備軍だと言われています。
もし認知症になっても、安心した生活を送るためには、認知症と疑われる症状が発生した場合に、まずどこに相談すればよいのか、医療や介護サービスでどのような支援を受けることができるのかを、事前に知っておくことが大切です。
この「富士見市認知症ケアパス」と「富士見市もの忘れあんしんガイド」には、認知症の症状があっても、住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けていくための、医療や介護サービスなどの社会資源についてまとめています。早期発見のめやすも記載していますので、少しでも気になる方は、ぜひご活用ください。
認知症早期発見のめやす
日常の暮らしの中で、認知症ではないかと思われる言動を、認知症の人と家族の会の会員の経験からまとめたものです。医学的な診断基準ではありませんが、暮らしの中での目安として参考にしてください。
いくつか思い当たることがあれば、専門家や医療機関に相談してみるのもよいでしょう。
もの忘れがひどい
1今切ったばかりなのに、電話の相手の名前を忘れる
2同じことを何度も言う・問う・する
3しまい忘れ置き忘れが増え、いつも探し物をしている
4財布・通帳・衣類などを盗まれたと人を疑う
判断・理解力が衰える
5料理・片付け・計算・運転などのミスが多くなった
6新しいことが覚えられない
7話のつじつまが合わない
8テレビ番組の内容が理解できなくなった
時間・場所がわからない
9約束の日時や場所を間違えるようになった
10慣れた道でも迷うことがある
人柄が変わる
11些細なことで怒りっぽくなった
12周りへの気づかいがなくなり頑固になった
13自分の失敗を人のせいにする
14「このごろ様子がおかしい」と周囲から言われた
不安感が強い
15ひとりになると怖がったり寂しがったりする
16外出時、持ち物を何度も確かめる
17「頭が変になった」と本人が訴える
意欲がなくなる
18下着を替えず、身だしなみを構わなくなった
19趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった
20ふさぎ込んで何をするのも億劫がりいやがる
認知症ケア相談室を設置しています。
在宅で認知症の方を介護している家族が認知症介護技術や方法について相談できる「認知症ケア相談室」を、各高齢者あんしん相談センター(下記表参照)に設置しています。各高齢者あんしん相談センターには、認知症に関する支援などを中心になって取り組む認知症地域支援推進員が配置されています。お気軽にご相談ください。
高齢者あんしん相談センター | 担当地域 |
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むさしの049-255-6320 | 東大久保、上南畑、下南畑、南畑新田、みどり野西、みどり野東、みどり野南、みどり野北、大字勝瀬(勝瀬町会)、ふじみ野東1~4丁目、渡戸1~3丁目、羽沢1・2丁目、ふじみ野西3丁目の一部(勝瀬町会)、大字鶴馬(渡戸東町会) |
ふじみ苑049-293-1168 | 山室1・2丁目、関沢1丁目、諏訪1・2丁目、羽沢3丁目、鶴馬1~3丁目、鶴瀬東1・2丁目、大字鶴馬(前谷町会、山室町会、諏訪1丁目町会、諏訪2丁目町会) |
えぶりわん鶴瀬Nisi049-293-8330 | 鶴瀬西2・3丁目、ふじみ野西1~4丁目(アイムふじみ野町会)、上沢1~3丁目、大字勝瀬(勝瀬西町会) |
みずほ苑049-256-7423 | 関沢2・3丁目、針ヶ谷1・2丁目、大字針ヶ谷、西みずほ台1~3丁目、大字水子(針ヶ谷1丁目町会)、大字鶴馬(鶴瀬西1丁目二葉町会、鶴瀬西1丁目西町会) |
ひだまりの庭むさしの049-268-5005 | 水谷東1~3丁目、東みずほ台1~4丁目、貝塚1・2丁目、水谷1・2丁目、榎町、大字水子 |
高齢者のための相談(地域包括支援センター)のページをご参照ください。
認知症初期集中支援チームがお手伝いします。
認知症初期集中支援チームとは、認知症の早期診断・早期対応を目的に認知症専門医、医療・介護の専門職で構成されたチームです。認知症の方やその家族が、住み慣れた地域で安心して生活できるよう、それぞれの状況に応じて適切な医療・介護サービスなどにつなげる「認知症初期集中支援チーム」が訪問して相談に乗るなど、関係機関と連携して支援しています。認知症は、早期発見・早期治療により進行の遅延や回復が期待できると言われています。下記の対象に該当する場合は、高齢者あんしん相談センター(上記表参照)または高齢者福祉課へご相談ください。
支援の対象
在宅で生活する40歳以上の方で、認知症またはその疑いがあり、以下のような状況にある方またはその家族専門の医療機関に連れて行きたいが、本人が嫌がって受診できない。介護サービスを受けたいが、なかなか利用につながらない。医療や介護サービスの利用方法がわからない。受診や介護サービスを中断してしまった。認知症の症状が強くて、介護や対応に困っている。など
オレンジカフェ
認知症の方やその家族、福祉・介護に関わる方などが、介護の悩みなどについて、お茶を飲みながら気軽に相談・交流できる場です(参加費100円程度、事前申込不要)。詳細は以下のページをご覧ください。富士見市ホームページのオレンジカフェのページにリンクします。
9月は世界アルツハイマー月間(認知症月間)です。
1994年、国際アルツハイマー病協会(ADI)と世界保健機関(WHO)は共同で、毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」と制定しました。また、9月を「世界アルツハイマー月間」と定め、様々な取組を行っています。それに合わせて日本では、令和6年(2024年)1月1日に施行された「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」において、9月を「認知症月間」と定め、認知症についての関心と理解を深める行事が行われます。
オレンジカフェを開催します。
オレンジカフェは認知症の方やその家族、福祉・介護に関わる方などが、介護の悩みなどについて、お茶を飲みながら気軽に相談・交流できる場です。9月のアルツハイマー月間にあわせて、市内5か所の高齢者あんしん相談センター合同でオレンジカフェを開催します。ぜひお立ち寄りください。
日時
令和6年9月13日(金曜日)午後2時から午後3時30分まで
当日時間内は出入り自由
事前申し込み不要
場所
イムス富士見総合病院内1階アトリウム(休憩スペース)
参加費
無料
イベントスケジュール
認知症に関する医師の講話、回想法(昔の出来事や思い出を語り合うことで脳の活性化を促す心理療法)、個別相談
問い合わせ
高齢者あんしん相談センター(ページ上部の表をご参照ください)
認知症サポーター養成講座を開催します。
認知症サポーターとは
認知症を正しく理解し、認知症の人と家族を地域の中でサポートする人のことです。特別なことをするのではなく、まずは認知症の人や家族に対して温かい目で見守ることから始めましょう。
日時
令和6年9月30日(月曜日)午前10時から午前11時30分まで
詳しくは以下のページをご覧ください。富士見市ホームページの認知症サポーター養成講座のページにリンクします。
富士見市立図書館で認知症に関する本やパンフレットを展示します。
アルツハイマー月間にあわせ、富士見市立中央図書館、鶴瀬西分館、ふじみ野分館で認知症に関する本やパンフレットを展示します。
お問い合わせ
高齢者福祉課 高齢者支援係
〒354-8511 埼玉県富士見市大字鶴馬1800番地の1 市庁舎1階
電話番号:049-252-7108
FAX:049-251-1025