国史跡指定50周年・公園開園25周年記念 水子貝塚 -まもり、伝える縄文のムラ-
最終更新日:2020年7月14日
水子貝塚は国史跡指定50周年・水子貝塚公園開園25周年を迎えました。
水子貝塚は明治期に発見、昭和初期に発掘調査が行われ、縄文時代前期の環状集落と確認されました。昭和42年1月の発掘調査を契機に環状集落全体を保存するため、昭和44年9月に国史跡に指定されました。
企画展では、明治期の発見から昭和初期の発掘、国史跡の契機となった発掘に関連する資料、そして史跡整備に伴う発掘資料など、水子貝塚の歴史を振り返る展示とともに、史跡公園として整備されてからの活動について紹介します。
展示会場と展示解説シート
《展示内容》
1.発見と発掘の始まり
(1)明治・大正の発見
(2)貝塚研究・集落研究のための発掘
2.国指定史跡へ
(1)縄文海進研究のための発掘
(2)国指定史跡へ
3.史跡公園へ
(1)史跡整備事業の経過
(2)史跡整備に伴う発掘
4.史跡の活用
1.(2)貝塚研究、集落研究のための発掘
水子貝塚では、昭和13・14年(1938・1939)に貝塚や集落の研究を目的とした発掘調査が行われました。
2.(1)縄文海進研究のための発掘調査
昭和42年(1967)の発掘調査は天地返しにともない発掘調査が行われましたが、それは同時に縄文海進の研究を目的とした調査でもありました。
この調査を契機に水子貝塚は、国史跡指定にむけて動いていきます。
3.(2)史跡整備に伴う発掘
水子貝塚の史跡整備に向けて、平成2年~平成4年(1990~1992)にかけて発掘調査が行われました。
竪穴住居内から良好な貝層と人骨や犬骨などが発見され、水子貝塚を理解する上で貴重な資料を得ることができました。
4.史跡の活用
水子貝塚は史跡の保存と活用を目的とした史跡整備が行われ、平成6年(1994)に水子貝塚公園として開園しました。
企画展図録
図録表紙
令和元年度企画展『水子貝塚 -まもり、伝える縄文のムラ-』の図録(600円、A4判、37ページカラー)を販売しています。
資料館窓口での購入、または郵送での購入が可能です。
郵送での購入をご希望の場合は、こちらのページをご覧ください。
水子貝塚資料館