乳がんとブレスト・アウェアネス
最終更新日:2024年2月14日
乳がんについて
乳がんは乳腺の組織にできるがんで、多くは乳管から発生しますが、一部は小葉から発生します。また、乳腺以外の乳房の組織から発生することもあります。
進行すると、がん細胞は周りの組織を壊しながら増殖し、血液やリンパ液の流れなどに乗って転移することもあります。転移しやすい場所は乳房の近くのリンパ節、骨、肝臓、肺、脳などです。
乳がんの主な症状は、乳房のしこりです。自分で乳房を触ることで気付く場合もあります。ほかには、乳房にくぼみができる、乳頭や乳輪がただれる、左右の乳房の形が非対照になる、乳頭から分泌物が出る、などがあります。
がんの診断から治療までの流れなど、詳細については下記リンクをご覧ください。
ブレスト・アウェアネスとは
ブレスト・アウェアネスとは「乳房を意識した生活習慣」です。
自分の乳房の状態に日ごろから関心を持ち、乳房を意識して生活することをは乳がんの早期発見・早期診断・早期治療につながる、女性にとってとても重要な生活習慣です。
ブレスト・アウェアネスを身につけるために、以下の4つの項目を実践することが大切です。
ブレスト・アウェアネスの4つのポイント
1.自分の乳房の状態を知る
着替えや入浴、仰向けになった際など、日常生活の中で乳房を見て・触って・感じて、乳房の状態を知りましょう。月経周期に連動した変化など、普段の自分の乳房の状態を知っておきましょう。
2.乳房の変化に気をつける
普段の自分の乳房の状態を知ることで、初めて変化に気がつけます。異常を探す(自己触診)という意識よりも、今までの生活では記憶にない変化を感じる、変化に気づくということが重要です。
変化として注意するポイントは以下のとおりです。
- 乳房のしこりの有無
- 乳頭からの分泌物
- 乳頭や乳輪のただれ・びらん
- 乳房の皮膚の凹みや引きつれ
- 乳房の痛み
3.変化に気づいたらすぐ医師に相談する
乳房の変化がすべて乳がんの症状ではありませんが、その変化が乳がんの早期の症状の可能性があります。
変化に気づいたら次回の検診を待ったり自己判断で先延ばしにしたりせずに、医療機関を受診しましょう。早めに受診することで適切な治療を早期に受けることができます。また、病気でない場合の安心を感じることもできます。
4.40歳になったら2年に1回乳がん検診を受ける
マンモグラフィによる乳がん検診は乳がんで亡くなる人を減らす効果があることが科学的に証明されています。40歳代以上の方は、少なくとも2年に1回は乳がん検診を受けること、そして検診で異常を指摘された際には確実に精密検査を受けることが大切です。
関連リンク
ブレスト・アウェアネスについて
富士見市の検診について
富士見市では30歳代の方へ乳がん検診補助金制度があります
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