このページの先頭です

ページID:878411221

エコアクション21認証・登録研修会

最終更新日:2024年7月30日

エコアクション21とは

「エコアクション21」は、環境省が策定した環境経営の認証・登録制度です。二酸化炭素や廃棄物の削減などに取り組み、その内容をレポートにまとめ公表することで、環境に配慮した経営であることの証明が得られます。また、環境への取組強化を通じて、コスト削減、業務改善、従業員の意識改革、組織の活性化、リスク管理など経営力の向上を支援する仕組みにもなっています。事務負担にも配慮されており、企業の取り組みに対し審査員が積極的にアドバイスを行い、環境経営の推進を全面的に支援します。
今、注目を集めている「SDGs(持続可能な開発目標)」への対応や、取引先からの環境配慮への取組要請、ESG投資への対応、コンプライアンス管理などによる経営リスクの回避など、様々な経営課題に応えることができます。
2004年に認証・登録制度として発足したエコアクション21の取り組みには、令和5年7月末現在、全国で約7,500社、埼玉県内で約180社が登録しています。

(参考)ESG投資とは
E=Environment(環境) 二酸化炭素の排出量削減など環境への配慮
S=Social(社会) 職場のハラスメント対策や長時間労働の是正などの人権対策
G=Governance(企業統治) 積極的に情報を開示するといった企業自身の管理体制の強化
以上3点に取り組んでいるかとの観点で企業を評価し、投資先を決める投資方法のこと。

エコアクション21に取り組むメリット

1.ビジネスチャンスの拡大
 近年、事業活動に際して、資材調達から生産、流通、販売までの全過程における環境負荷の削減など、製品やサービスのバリューチェーン全体を見渡した環境への取り組みが普及しつつあります。取引の条件として、環境への取り組みが求められることも増えてきているようです。
 エコアクション21の認証取得は、取引先などから環境への取組要請に十分対応できることから、ビジネスチャンスが広がります。また、世界的に環境(Environment)・社会(Social)・企業統治(Governance)を重視する「ESG投資」が広まっています。
 投資家や取引先、消費者から選ばれる企業をめざすため、エコアクション21に取り組むことが有効です。

2.持続可能な開発目標(SDGs)への貢献
 2016年に発効された2030年までに全世界で達成すべき17の目標を掲げた「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)。多くの大手企業では、いち早く経営戦略としてSDGsへの貢献に取り組んでいます。また、企業のSDGsへの貢献度をESG投資の判断材料とするケースも増えているようです。
 エコアクション21の導入は、必然的にSDGsの一部の目標達成(「12.つくる責任つかう責任」、「13.気候変動に具体的な対策を」など)に貢献することに繋がり、企業の社会的責任(CSR:Corporate Social Responsibility)を果たすことにもなります。

3.社会的信頼の向上
 エコアクション21認証・登録事業者として公表されるほか、環境への取組状況をまとめた「環境経営レポート」の作成と公表(環境コミュニケーション)により、社会的信頼が高まります。

4.経営コストの削減
 省エネ・省資源・廃棄物の削減などによるコスト削減はもちろん、作業効率・生産効率の向上や歩留まりの改善など経営上のムリ・ムダ・ムラの削減にも取り組むため、経営全般におけるコスト削減を図ることができます。

5.経営力向上・組織の活性化
 環境改善、業務改善、コンプライアンスの管理徹底、PDCAサイクル・全員参加、環境コミュニケーションなどエコアクション21を通じた総合的な取組により、経営力向上、組織の活性化が期待できます。

6.その他エコアクション21認証取得によるメリット

  • 「優良産廃処理業者認定制度」の認定基準の一つに「環境配慮の取組」が規定されており、取組内容にはエコアクション21の認証取得も含まれています。認定を受けると、許可の有効期間が通常の5年間から7年間に延長されるなどのメリットがあります。
  • 自治体によっては、エコアクション21の認証取得が入札参加資格審査での加点対象になる場合があります。
  • 日本政策金融公庫をはじめ、多くの金融機関で、エコアクション21に取り組む事業者への低利融資制度が設けられています。

エコアクション21の特徴

1.取り組みやすい効果的・効率的なPDCAサイクル
事業者の実務負担に配慮した、取り組みやすい継続的改善のためのPDCAサイクルを採用しています。

2.環境経営レポートの作成・公表により活発なコミュニケーションと透明性の向上を促進
環境経営レポートは、取引先、従業員、家族などへ自らが環境に配慮した事業者であることをPRするための最良のツールの一つです。環境経営レポートの作成と公表を通じて、様々な関係者との対話を行うことにより、社会的信頼が高まり、自社の企業価値向上に繋がります。

3.事業者の継続的な改善を支援する仕組み
認証・登録事業者は、審査員より審査において様々な助言を得ることができ、効果的な継続的改善を図ることができます。

登録審査や認証登録等にかかる費用について、詳しくは、外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。エコアクション21中央事務局ホームページ(外部サイト)を御覧いただくか、エコアクション21地域事務局さいたま(電話:048-649-5496)へお問い合わせください。

エコアクション21認証・登録研修会の参加事業者を募集します

富士見市では、川越市、坂戸市・日高市・三芳町・川島町との共同により、エコアクション21認証取得に向けた事業者向け無料研修会を開催します。
事業者の皆様、ぜひこの機会にエコアクション21の認証取得を目指しませんか?

研修会の内容

 10月からの全5回の研修会を通じて、無料で専門家(エコアクション21審査員)の個別指導によるコンサルティングやアドバイスを受け、エコアクション21認証取得に向けた作業(環境マネジメントシステムの構築など)を行います。早ければ、10ヵ月程度で認証取得が可能です。(事業者が独自でエコアクション21審査員によるコンサルティングを受けた場合、1回当たり3時間程度で約3万円の費用がかかります。)

(注記)研修会の受講がエコアクション21の認証取得を保証するものではありません。認証取得には、登録審査を受審する必要があります。(審査費用、認証・登録料がかかります。)

研修会のスケジュール

研修会のスケジュールは、以下のとおりです。
原則、全5回の研修会への出席が必要です。
参加申し込み締切:令和6年9月20日(金曜日)

研修会のスケジュール
令和6年 10月15日(火曜日) 午後1時30分から午後4時30分 第1回研修会
11月21日(木曜日) 午後1時30分から午後4時30分 第2回研修会
12月12日(木曜日) 午後1時30分から午後4時30分 第3回研修会
令和7年

1月23日(木曜日)

午後1時30分から午後4時30分 第4回研修会
2月20日(木曜日) 午後1時30分から午後4時30分 第5回研修会

会場
川越市資源化センター環境プラザ(つばさ館)研修室
【所在地:川越市大字鯨井782番地3】

定員
7事業者(参加応募多数の場合は、抽選になります。)
原則1事業者につき2名までの参加をお願いします。

参加申込
「参加申込書」に必要事項を御記入の上、 令和6年9月20日(金曜日)までに、富士見市環境課へFAX又はメールにてご提出ください。

その他

  • 参加事業者が3社を下回った場合には、プログラムの開催を中止する場合があります。あらかじめ御了承ください。

お問い合わせ

環境課 環境保全係

〒354-8511 埼玉県富士見市大字鶴馬1800番地の1 市庁舎2階

電話番号:049-252-7129

FAX:049-253-2700

このページのお問い合わせ先にメールを送る