行動
最終更新日:2024年3月30日
項目 | 対象 |
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無駄遣いしてしまう子 | 小3 男子 |
運動嫌いな子 | 小1 女子 |
片付けない子への注意 | 小2 男子 |
お金をお財布から盗む | 小2 男子 |
反抗的な態度をとる子への接しかた | 中1 男子 |
体罰によるしつけ | 中1 男子 |
行動が遅い子 | 小1 女子 |
他人に対する乱暴な行動が目立つ子 | 年長 男子 |
注意すると反抗する子 | 中2 女子 |
忘れ物が多い子 | 小1 男子 |
無駄遣いしてしまう子 小3 男子
Q | 小三の息子ですが、無駄遣いが多く、金銭感覚が身についいないので小遣い制にしましたが、すぐに足りなくなくなってしまします。小遣いを増やしたり、元通りにするしかないのでしょうか・・・。 |
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A | 今の世の中、お金なしに生活することはできません。したがって今後、社会生活を送っていく子ども達も実際にお金の使い方を学び、金銭感覚を身につけていく必要があります。また、最近の若い人の中には自己破産する人が増えているといいます。だからこそ、自分の収入に合わせたお金の使い方を子どものうちから実際に練習して金銭感覚を身につけることが必要といえるでしょう。 1.小遣いについて 子どもにお金の使い方を練習させるためには、お母様がすでに試みられたように、毎月決まった金額の小遣いを渡し、その範囲内でやりくりさせる方法が一般的でしょう。最初のうちは、無駄に使ってしまったり、無計画に使うこともあるでしょう。しかし、小遣いは子どもにお金の使い方を練習させるためのものです。失敗しながらも子どもなりに学習し、徐々に適正な金銭感覚を身につけていきます。ですから、親としては、失敗が多いほど学ぶことが多いという くらいの気持ちで見守ってほしいと思います。 2.今回の場合の対応方法 今回のケースは小遣い制にしたばかりですので、足りなくなったのは仕方がないものと思われます。小遣い制にした時の親子での話し合いが充分ではなかったのかもしれません。最初のうちは今月は何にどのように使うのかを話し合ったりしておくとよいと思います。また、本人が使い方に困ったりした時は、親に相談するよう決めておくことも必要です。また、その際の注意点としては、一度お子様と相談して決めたお金の使い方に対して、すぐに口出しせずに見守ること、お子様が足りないと訴えてきても安易に追加や増額に応じてはならないことです。そのような、一貫した対応を親がとることで、無駄遣いだけでなく、その他の身勝手な行動も減ってくるものと思われます。 |
運動嫌いな子 小1 女子
Q | 小1女子ですが、運動が嫌いで困ります。外で遊ぶように注意してもすぐに家に戻ってきて、本を読んだりテレビを見てばかりいます。 どうしたらよいのでしょうか。 |
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A | 運動嫌いをなおす方法としては、 運動の前に体を動かす遊びを 例:ボール運動の前にさまざまなボールを使った遊びをさせる。 心が動く身体も動く 例:本人が面白そうだと思った運動からやらせてみる。 親がやってみる 例:親が全然やらない子どもだけにやらせるのではなく、いっしょに親子で運動するのが効果的。 やさしいことから段階的に 例:鉄棒嫌いな子は触ったり握ったりすることからはじめ、場所があれば家の中などでぶら下がらせてみる。 このように、さまざまな方法がありますが、あまり神経質にならないで見守ってあげてください。 もちろん、運動嫌いでも音楽好き、読書好きなど、その子なりの個性や特色を認め、本人の得意な面を伸ばしていくことを考えることも大切です。 |
片付けない子への注意 小2 男子
Q | 小2の息子が、散らかし放題で困っています。私が何度注意しても片付けられません。上手な注意の仕方を教えてください。 |
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A | この行動の背景には、周りからの決まりに従わず、いつでも自分の好きなようにしたいという心の動きがあるのでしょう。 そこで、「使ったものを元に戻す」ことから始めてみてはいかがでしょう。最初は、重い腰を上げようとしないかもしれませんが、本人の片づけを上手に手伝ったり、きちんとできたら家族みんなが誉めてあげたりするなど、根気強く指導することが大切です。 また、捨てられない玩具などで部屋がいっぱいになり、片付けられない場合もあります。お子さんと二人で相談しながら玩具を捨てたり、置き場所を工夫して整えたりするのもよいと思います。 これらのことを通して、片づけをきちんとしておくと次に使う時に便利だということなどを実感し、片付けることが自然にできるようになるでしょう。 |
お金をお財布から盗む 小2 男子
Q | 小2男子ですが、買い与えた覚えのないおもちゃを持っているのでついきゅうしたところ、母親の財布からお金を取ったことが分かりました。今後の非行がしんぱいです。 |
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A | こういった事があるからといって、必ず非行に走るというわけではありません。しかし、これを機会にきちんと「金銭のしつけ」をしておくことが大切です。この年齢の子どもは、「盗みは悪だ」と知っていますが、その知識が実際の行動となかなか結びつかない時期でもあります。中には家の物は自由に使っていいと考える子もいるようです。 この時期の子どもは判断力が未熟なので、見つけたときは丁寧に対応し、「盗みはいけない」というルールをしっかり伝えましょう。もし、財布からお金がなくなっていることに保護者が気づいたら、すぐに調べてみることも大切です。 盗みを繰り返す場合は、寂しさやむなしさを紛らわせるためにすることが多いものです。兄弟への嫉妬、友達からの仲間外れ、勉強・進路へのプレッシャーなどが考えられます。それは、子どものSOSかもしれません。その場合は、原因を探り、気持ちを満たしてあげることが先決です。 |
反抗的な態度をとる子への接しかた 中1 男子
Q | 中1男子ですが、最近、家でも反抗的な態度をとるようになり、評判のよくないグループとつきあい、心配です。一体どんな態度で息子と接していけばよいでしょうか。 |
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A | 親にとって子供の反抗期は、悲しく、せつないものですが、子供にとっては、自分を成長させるステップとなるものです。自立に向け、本当の自分を探そうとするイライラや、人間関係における不安などを、しっかりと親に受けとめて欲しいという表れです。 しかし、「非行に走るかもしれない」という心配がある時には、次の5つの点に留意して、子供に接してはいかがでしょう。 1 子供は決して親の言いなりにはならない。 2 子供の話に耳を傾け話を最後まで聞く。 3 説教ではなく、親の気持ちや社会のルール等をしっかりと伝える。 4 「ダメなことはダメ」と、毅然とした態度を示す勇気を持つ。 5 友人等を外見等で一方的に否定・批判しない。 子供は、どんなに反抗的であっても、自分のことを理解し、心から信じてくれる親を求めているのだと思います。 子供の変化に一番最初に気付くのは親です。日頃から、子供の興味あることに親子で取り組むなど、子供とのふれあいを通し、子供が信頼できる、一貫した子供への接しかたについて考えてみてください。 |
体罰によるしつけ 中1 男子
Q | 中1男子ですが、叱ったりすると反抗的な態度をとります。主人はすぐに体罰で叱りつけようとしますが、私は賛成できません。体罰によるしつけは効果的なのでしょうか。 |
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A | お子さんは、もう中学生です。親とは違う自分の意見や要求があっても当然です。それに耳をかしてもらえないとき、反抗的になるものです。 一度、じっくり話を聞いてから、認められる点、認められない点を整理してやり、なぜ、認めてやれないのかの親の考えかたや事情をよく説明してあげてはいかがでしょう。 体罰は、文字どおり「罰」です。そこには、親の怒り、非難、こらしめ等が込められていますから、長期にわたりたい罰を与えていると。しだいに萎縮し、不安や恐怖に脅かされるようになります。中学生にもなると、反発や憎悪もつのらせて、逆に親を攻撃するようになるのかもしれません。また、体罰に対して要領よく振舞うようになります。 親の目の前では従っているが、目のないところでは少しも守ろうとはしない。 これでは、しつけとは言えません。 しつけの到達目標は、他人に指図されなくても、自律的に行動できる人間に育てることにある筈です。 親として毅然とした態度でお子さんと向かい合い、心に寄り添い、根気強く、話をしてみてはいかがでしょうか。 |
行動が遅い子 小1 女子
Q | 小1女子ですが、ぐずで困ります。起床してから登校するまで、ぼぅっとして時間がかかります。風邪をひきやすい子で過保護に育てたのですが、いけなかったでしょうか。 |
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A | まず、朝の寝起きについて考えてみましょう。多分、お子さんは目覚めても、体がなかなか目覚めにくいのだと思います。 一つは、風邪をひきやすい子だったそうですが、布団のかけすぎはありませんでしたか。人間は寝ている間も自律神経が働き、体温を調節し、上がりすぎると布団をはぎ、下がりすぎるともぐり込むのですが、親が神経質にかけすぎると、熟睡をじゃまされ、結果的に目覚めが悪いことがあります。これが続くと体温の調節が親まかせとなり、増々風邪をひきやすくなることもあります。 さらに上の理由で、本来は寝ついた直後に得られる熟睡が後へずれ、朝は目覚めても体が覚めないのです。従って、時間をかけてゆっくり起こすことです。今は寒いので、5月頃になったら雨戸やカーテンを開けて寝かせて下さい。朝日が射し込んできて、次第に明るくなってきますと、徐々に目が覚めるようになります。このやりかたを始めて少なくとも4か月位はかかりますから、あせらずに取り組んで下さい。 また、起こすときは十分位早めにし布団の中で体のエンジンを暖め、その後の動きをスムーズにします。 |
他人に対する乱暴な行動が目立つ子 年長 男子
Q | この4月に小学生になる男の子です。生来大きいせいか近所でも園でもボスで、いじめやゆきすぎが多くて困っています。親としてどんな注意をすればよいか教えて下さい。 |
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A | いわゆるガキ大将や、やんちゃと呼ばれる子は幼児の頃は大目に見られたりします。大きくなっても攻撃的であれば、人とのつきあいも円満にいかず、本人も悩むことになります。 このような傾向にある子には叱ったりするよりは、本人がどんな点に劣等感や不満をもち、自信を欠いているのかをよく調べ、自信のある面、よいところはほめて伸ばし、なによりも相手の立場になって考えられるような訓練をさせ、相互協力を身につけさせることが大切です。 また、子の時期は反抗心の強いときです。このような時にやたらに反抗心を押さえ込むだけではよくありません。本人なりの言い分をよく聴き、心の底にうごめいているものを見極め、その心を解きほぐしてやることが大切です。 親の対応態度として溺愛などがないか、考えかたに、エリート主義や独善的なところはないかを、ふり返ってみることも大切です。 小学校入学後も、担任の先生とも細やかなところも常に連絡し合って、本人のよさ統率力なども大切に、よりよき成長を図って下さい。 |
注意すると反抗する子 中2 女子
Q | 中2女子ですが、注意すると、つっかかってきたり、家出を口にしたりします。本当に家を飛び出してしまうのではないかと心配でたまりません。 |
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A | 注意されるとつっかかってきて、家出を口にしたりするということですが、どこの家庭でも、起こりうるようです。警視庁が都内の中・高校生役2500名に行った調査では、「これまでに家を出たいと思ったことがある」と答えた人が約52%もあったとのことです。 しかし、実際に家出を決行したのは約2%にすぎません。次にどんな動機で出たいと思うかでは、「親に叱られて頭にきた」が約54%、「毎日の生活がつまらない」が約24%で、やはり、親の小言と毎日の生活の不満が大きな要因のようです。かといって、親としては、家出を恐れて逃げ腰になったり、注意しない訳にはいきません。 問題は、親子間の普段の心のつながりの有無がキーになってきます。 毎日の生活の中で子どもと感情的な口論は、親が子どもなみになるだけで会話は深まりません。 家出や、家が面白くなることを口にした時こそ時間をとって、充分子どもの気持ちや考えに耳を傾けることが大切です。 それと同時に、どういうことか現実的なことも落ち着いて話し合えると冷静に考えられるようになると思われます。 |
忘れ物が多い子 小1 男子
Q | 小1男子ですが、忘れ物が多く困っています。夜寝る時に時間割を調べて忘れ物がないようにと注意してあるのですが、あまりくどく言わない方がいいでしょうか。 |
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A | 子どもは成長に伴い自分でやろうという気持ちが芽ばえてきます。そんな時にぐずぐずしていてじれったい、上手にできない、やらせるのがかわいそう等の理由で大人が手を出してしまうと、自分でやる興味を失い、やってもらう便利さを知り依頼心の強い子になってしまいます。また、いろいろと口やかましく干渉し過ぎると子ども自身の生活をつぶしてしまい依頼心を育ててしまいます。溺愛や過保護で手出し口出しが過ぎると自主性を子どもから奪う結果となりがちです。 子どもが興味をもった事でもすぐにできるとは限りません。大人の励まし、そして認めてほめられていく中で自信がつきそれが自主性に結びついていきます。ほめたり、認めたり勇気づけたりするしつけは、自主性を育てることにつながります。このお子さんは寝る前に時間割を調べていますが、夜はもう疲れて忘れていることも多いです。できれば帰宅後ランドセルの中身を出させ明日の用意をさせるとよいでしょう。はじめは親が立ちあい、馴れたら子どもがやった後確認してあげる。それが馴れたら一人でやらせるといった手順ですすめてみて下さい。 |
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