市長の部屋へようこそ
明けましておめでとうございます。富士見市長の星野光弘です。
日ごろより、市政へのあたたかいご支援とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
昨年は、これまでの様々な取り組みにより、芽吹き、成長してきた希望の木に多くの花が咲き、新たな成長の期待を感じる一年でした。
子育て家庭への支援の充実を図る中、こども医療費の支給対象を18歳年度末までに拡大するなど、未来を担う子どもたちが幸せに暮らし、健やかに成長できるように取り組みを進めてまいりました。
また、健康長寿の取り組みでは、コンピューターゲームをスポーツ競技として捉えるeスポーツとフレイル予防を掛け合わせた「eスポーツ×フレイル予防」講座を開催し、生き生きと活動する高齢者の皆様に元気をいただきました。
開園30周年を迎えた水子貝塚公園では、新たな遺構の調査を開始したほか「縄文フェスタ」を開催し、観光資源としてのポテンシャルを改めて実感したところです。
そして、本市におけるSDGsの達成に向けた取り組みが評価され、内閣府から「SDGs未来都市」に選定されました。誰もが活躍でき、人の活力に満ちた「みんな笑顔☆ふじみ」の実現を目指し、引き続き、持続可能なまちづくりを進めてまいります。
さて、本年は、変化する社会情勢においても、歩みを止めることなく、コロナ禍を乗り越えてきた知恵と力で、しなやかさをもって柔軟に対応し、更なる成長を遂げる一年です。
本市のまちづくりの基本的な方針である第6次基本構想の第1期基本計画が最終年度を迎えます。
第2期基本計画の策定にあたっては、これまでの取り組みをしっかりと検証し、理想の“未来”の実現に向けて着実に歩みを進めてまいります。
本市の成長戦略の柱となるシティゾーンにおいて、埼玉県と進める富士見上南畑地区産業団地整備事業では、立地企業が決定するなど進展が図られました。新たに迎える企業と共に、更なる賑わいや雇用の創出を図り本市の発展に繋げてまいります。また、市役所新庁舎の整備では、基本設計策定のフェーズに入りました。デジタル・トランスフォーメーションやワークスタイル改革による業務効率化を市民サービスの向上に繋げ、市民の皆様に親しまれる新庁舎を目指し、全職員一丸となって取り組んでまいります。
近年多発する豪雨などの災害から、市民の皆様の生命・財産を守るため、総合的な治水対策を引き続き実施するとともに、防災倉庫などの機能を備えた施設整備をしっかりと進め、災害対策の強化を図ってまいります。
そして、東京2025デフリンピックの開催まで1年を切りました。デフリンピックは耳がきこえないアスリートのための国際的スポーツ大会です。日本では初めて開催されることになり、開催100周年の記念すべき大会です。本市では、大会啓発のイベントを開催するなど東京2025デフリンピックを応援しています。本大会を通じて、手話言語の普及に努め、富士見市手話言語条例に込められた想いとともに、共生社会の実現を目指して取り組んでまいります。
結びに、新しい年が市民の皆様にとりまして、素晴らしい年となりますよう心からご祈念申し上げ、新年のあいさつとさせていただきます。
令和7年1月1日